
2020年物流が変わる?トラック運転手の給料・働き方と業界の取り組み
物流業界は私達の生活に欠かすことの出来ない役割を担っています。様々な商品を手にとって使うことが出来るのも物流業界があってこそ出来ることです。
昨今ECの発展などのIT化によってその重要性は日々、増しています。その証拠に国土交通省の物流政策課が発表している「物流を取り巻く現状について(2018年)」によると運輸業界の市場規模は約39兆円あり年々、成長している業界です。
今回は物流業界で働くトラックドライバーについてご紹介します。職業を理解を通じて、業界の課題や今後の方向性が分かります。
トラックドライバーの働き方の実態
必要としている人に荷物を届けることを仕事としているのがドライバーです。毎日どこかでトラックを目にするため、その仕事内容は想像しやすいものではないでしょうか。しかし仕事のやりがいや平均給料、労働時間について詳しい方はご存知ですか?ここではトラックドライバーの働き方についてご紹介します。やりがいについて
長距離やルート配送など、その運送業者のビジネスモデルによって働き方の差がありますが、主なやりがいの例として以下のことが挙げられます。- 社会に必要不可欠な役割を担える
- 多くの人、場所、製品に巡り会える
- 配達スケジュールを効率よくこなす など
平均給与について
厚生労働省が発表している「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、トラックドライバーの年間所得は410万~450万円ほどです。月に約38万円の給料を手にしているため、他の産業より多くもらっているイメージを持たれるかもしれません。しかし全産業の平均が年間497万円のため、全体平均よりも少ないことが現状です。労働時間について
同じく厚生労働省が発表している「平成30年賃金構造基本統計調査」によると、年間おおよそ2,500時間働いています。全産業平均が2,124時間のため他の産業に比べて長く働いている方が多いです。トラック業界が抱える課題
産業全体としては成長し続けている物流業界ですが、トラック事業者に関しては次の2つの課題を抱えています。- 人手不足の問題
- トラック事業者の交渉力の問題